数値、数値、数値．．．

　数値計算の話ではありません。３年ほど前に、「数値に振り回される人生」という記事を書いたのですが、３年経っても相変わらず、というか、ますます顕著になっているように思います。みなさんも心当たりがあるものが一つはあるでしょう。数値を増やしてお金儲けができるのならば、やる意義もあるかもしれません。でも、そのような人はいまに始まったわけでもありません。どうでしょうか？数値を増やしてお金儲けできましたでしょうか？それも出来ないのにどうして数値を増やそうとするのでしょう？自己満足ですか？承認欲を満たすためですか？よく思われたいからですか？出世のためですか？それとも中毒ですか？　世の中、いつの間にか、周りは数値ばかりになっているのにお気づきですか？お金もすでに数値になっています。現金を持ち歩いていない人もいるでしょう。確かに便利です。でも、その数値がいつ何時、突如ゼロになるかは保証の限りではありません。それでは現金を持っていればいいのか、というわけでもありません。もともと紙切れですので。お気づきですか？世の中を数値化しようとしている人たちがいることを。数値で管理しようとしている人たちです。統一した一つの基準に当てはめようとしています。ここに多様性はありません。そんな人たちが多様性、多様性とよく口にします。心まで数値化されたら、人間はいりません。ロボットだけで十分です。人間らしい生き方をしているかどうかということですね。