仙台再発見日記

仙台駅近くの四ツ谷用水跡

 3月23日の土曜日に、例によってまだ紹介していない某レンズと共に取材?に向かったのですが、帰ってきて写真を見たら、ピンボケばかりでがっかりして、撮り直すことにして、3月30日の土曜日にほぼ同じところを、今度はNikon Z6で撮り直しました。というのも駅近くは人通りが多くて、呑気にマニュアルで写真を撮っていたら、通行人にドツかれそうだったので、そうならないようサッサと撮り直すことにしました。全部をいっぺんには紹介しきれないので、仙台駅近くから、順を追って紹介します。

 仙台駅の北側にアエルという高層の商業ビルがあります。1階には丸善が入っています。最近はKindle本で、ほとんど印刷本は買わなくなりましたが、以前は私もよくここで本を買いました。そのアエルの北側入口近くに、変な水路のようなものがあるのはわかっていたのですが、最近それが、四ツ谷用水跡であることを把握しました。四ツ谷用水の支流がここまで来て、さらに仙台駅東側に流れていたようです。石製の台には2枚のパネルがあり、小川が流れていた頃の仙台の説明と、代表的な4ヶ所のモノクロ写真が記されていました。写真を見ると、結構、幅の広い堀のようなところを支流が流れていたのがわかります。そこには、橋がたくさん架かっていたようで、いまの仙台ではお目にかかれない光景が見られたのでしょう。

 次に、以前にブラタモリでも紹介していた中央通り商店街にある支流のそのまた支流の痕跡を探しました。大町通りから仙台駅まで続くこの商店街は、仙台では一番の繁華街で、一番町商店街とともに仙台七夕が飾られるところで有名です。私が普段、中央通りと呼んでいるところには、実は3つの名前が付いています。大町通りの藤崎デパートから東二番丁通の交差点までが、マーブルロード大町、東二番丁通を渡って愛宕上杉通の少し手前までが、クリスロード、そしてそこから駅までが、ハピナ名掛丁と名前が付いています。特に、クリスロードとハピナ名掛丁の境目は愛宕上杉通ではなく、中央通りの途中にあります。ここにたぶん、東四番丁と名掛丁の境目があったと思われます。そして、その間には四ツ谷用水の支流のそのまた支流が流れていたようで、天井にクリスロードと書かれたところが斜め構造になっているのが写真からわかりますが、その下の通り地面を見ますと、タイルで斜めに直線上の模様が付いています。周りの模様もいろいろなので、歩いている人も気付きませんが、ここに昔は支流があった印かと思われます。 仙台に来たら、一度意識して探してみてください。

 この後もさらに取材?を続けましたが、後日マップとともにまた書きます。

追記:

 たまたま、Google Mapの航空写真を見ていたら、クリスロードとハピナ名掛丁には、はっきり境目がありました。