日記

DUNE(砂の惑星)

 最近の学生は、Netflixで映画を観ているようですが、私はいまのところPrime Videoだけです。最近は、観たい映画はほぼ見尽くしてしまい、例によってレンタル版にも手が伸びてしまっています。昔、TSUTAYAでDVDビデオを借りていた時に、たまたま見つけたのが、「DUNE」、日本語で「砂の惑星」です。「猿の惑星」ではありませんよ。といっても、そもそも若い人は「猿の惑星」自体知らなかったりして。そのDUNEが装いも新たにリメイクされて、Prime Videoでも公開されています。ただし、最初に見つけたときは購入版のみで2540円でした。さすがに手が出ませんでしたが、その後、レンタル版が公開されて、700円(レンタルとしては高い)でしたが、ついつい手が出て観てしまいました。

 私が好きな映画のジャンルはご多分にもれず、SF映画です。スターウォーズはもちろん、全シリーズだけでなく、ローグ・ワンとかハン・ソロも観ましたし、シン・エヴァンゲリオンや機動戦士ガンダム閃光のハサウェイなど最新のアニメ映画も観ました。でもいままで観たすべての映画の中で、DUNEは私の中では別格です。初めて見た時の衝撃は今でも忘れません。さぞかしCGがすごいのか、と思われるかもしれませんが、初期作は1984年で、その当時すでに公開されたスターウォーズより格段に見劣りします。でもなんといっても、その奇抜な発想とシュールさです。一部にグロいところもありますが。たぶん、観る人によっては途中で止めてしまうかもしれません。私は、絵画ではシャガール、ダリ、ミロ、建築物ではアントニオ・ガウディ、ガラス工芸ではコスタボダが好きだといえば、好みが少しわかるかもしれません。特にシュールさに感動しました。それでいてストーリーはしっかりしています。

 リメイクということもあり、ワクワクしながら観ました。CGのレベルは格段に上がり、スターウォーズ最新作に引けをとりません。初期作が2時間16分で、最新作が2時間35分なので、時間が長くなった分映像も凝っているのだろうと見始めて、ストーリーは初期作にほぼ同じで、CGにも感動しながらずーと観ていたのですが、なんか話の流れが少し遅いなと途中で気づき、このままだと終わりまでいかないのではと2時間を過ぎて、実はPart Oneであることに気が付きました。なんと、Part Twoはまだ未完成とのこと。やられたという気持ちと、初期作で私が一番好きだったところがなかったところなどで、ちょっとがっかり(これから観る人ごめんなさい)しました。でもでも、百聞は一見にしかず。それでもスターウォーズよりもいいかも。観たいと思った方はできれば初期作を観てから、リメイク版を見た方がいいです。CGだけとったら、リメイク版を観てから、初期作はあまりにも駄作に見えて観る気が失せるかもしれませんので。ちなみに、初期作はPrime Videoで299円です。