処世術について本当に地球温暖化?

本当に地球温暖化?

 ひさしぶりに私の研究に近い話を書きます。ただし、研究室のホームページには決して書けない視点で書きます。化石燃料の使いすぎで、地球の大気中に二酸化炭素が増加して、地球が温暖化しているから、至急対策が必要であると、世界中で叫ばれています。持続可能社会を実現するキャッチフレーズとして、SDGsというワードもメデイアでよく聞きます。「持続可能社会」というのは、当たり前のことなのに、わざわざ宣伝しています。2050年のカーボンニュートラルを実現するために、日本もまずは2030年までに現在18%を占める再生可能エネルギーによる発電を38%まで増加させるエネルギー基本計画を決定しました。具体的には、太陽光発電と原子力発電を増やして、火力発電を減らすことで実現しようとしています。現在起きている問題として、ベース電源の役割を果たしていた原子力による発電が東日本大震災後にほとんど停止してしまったことから、そこに太陽光発電だけを増やしていくと、日夜や天候により、総発電量が大きく変動します。これを平滑化して、一定の発電量にしているのが火力発電であり、特にガスタービンコンバインドサイクル発電です。

 カーボンニュートラルとは、二酸化炭素の排出をゼロにするのではなく、森林が吸収する吸収量と同じにするという意味です。排出量がゼロというのは、「カーボンゼロ」とか「カーボンフリー」になります。カーボンニュートラルは具体的な目標として、私も有りかなと思います。しかしながら、2050年にそれを実現することは本当に可能でしょうか?目標を実現するまでの年数を長めに設定するやり方は、だいたい青写真を描くだけで終わってしまう恐れがあります。なぜならば、計画を立てた人は引退か、この世にいないかで、ある意味、無責任な計画になってしまいます。また、その人に続く人たちに計画を変更されてしまう恐れも十分あります。現実では、太陽光発電が増えれば増えるほど、供給電力の変動は大きくなります。ただ単に大きくなるだけでなく、日中でも、天候の微妙な変化、たとえば、晴れが曇りになったり、さらには急に雨になったりします。そのままの状態で電力を供給すると、家電に損傷を与えたり、停電してしまう恐れがあります。ヨーロッパでは、停電がもはや日常普通に起きており、みなさんすでに慣れてしまったという話もあります。

 でももっとたちが悪いのは、カーボンニュートラルというのを謳って、太陽光発電が必要だと叫んで、最終的には太陽光パネルを庶民に売りつけたり、山林や休耕田などにパネルを設置したりする行為であると、私だけでなく、多くの人が気づいているはずです。家庭に太陽光パネルを設置するのは個人の自由ですから、いいのですが、自然豊かな日本の大地に、あちらこちらで黒色のパネルが貼り付けられるようになり、景色がどんどん人工的になっています。そもそも狭い日本に太陽光パネルを敷き詰めても、日本の消費電力量を到底カバーすることはできません。利点があるとすれば、家庭の電気代が安くなるか、太陽光パネルの販売業者が儲かるか、もしくは太陽光パネルを設置するために買収した土地を、いつか良からぬことに利用するかでしょう。家庭の電気代が安くなると利用者は思うかもしれませんが、太陽光パネルも消耗品ですから、いずれ老朽化して交換しなければならない時が来ます。はたして、その経費をペイするくらいの効果はあるのでしょうか?

 SDGsというキャッチフレーズは、いつものようにタコス?カボス?会議で決められたもので、世界中の大企業や政府がそれに従って行動して(させられて)います。地球温暖化を防ぐためが理由なのですが、2万年前に始まった地球温暖化では1万年かけて、気温上昇により海面が140m上昇しました。長期的にみれば、地球は寒冷化に入っています。その中で、二酸化炭素の排出により地球の気温が1.5度上昇して、海面が3m上がることが懸念されています。140mと比べてどうでしょう?それを防ぐために、SDGs、カーボンニュートラルというキャッチフレーズが、世界の動向に多大なる影響を与えています。SDGsとワ○チンの共通点にはお気づきですか?それは、どちらも敵が見えません。SDGsの敵である二酸化炭素は見えません。ワ○チンの敵であるウイルスも見えません。見えない敵が増えたの減ったのとマスメディアでは大々的に報道しています。エビデンスなど見たことありませんが、みなさんは見たことありますか?これだけははっきりと言えるのは、これらの陰には利権が隠れていて、お金儲けを企んでいる人たちがいるということです。みなさんが、利用されているだけだとしたらどうでしょう?