人生について普通に生きる、とは

普通に生きる、とは

 みなさん、日頃普通に生きていると思っておりますか?普通に生きるとはどんな状態なのか?あまりにも当たり前すぎる問いかけなので、考えたこともないかもしれません。それでは逆説的に例を挙げてみましょう。1日中スマホをいじっている。朝昼晩の食事に加えて夜食も食べる。寝るのが朝方、起きるのが午後。授業を受けずバイトする。毎日ビールを大びん3本飲む。毎日ポテチを1袋食べる。1日中家の中に居る。などなど。どうでしょうか?普段行ってることはありませんか?何をもって普通なのかは、人それぞれなのかもしれませんが、これらのことが普通ですかと聞かれたら、私でしたら普通じゃないと答えます。仕事の都合上、昼夜逆転している人もおられますから、これらは悪いことですと一概にはいえません。ただ、普通じゃない生き方は、たぶん体にも心にも少なからず影響を与えているおそれがあります。タバコやお酒が好きでついつい吸いすぎ、飲みすぎになる方の中には、止めるくらいなら死んだ方がましだと思う方もおられるようです。でも、私の知り合いで、たばこがたぶん原因で肺がんになったり、お酒の飲みすぎで膵臓がんになって、私より若くして亡くなった方がおられます。果たして彼らはそれで本望だったのでしょうか?実は普通に生きることこそ、難しいのかもしれません。

 私もこの年になって、いろいろガタが来ており、毎年受診する人間ドックでは、いろんなところで引っかかっています。幸い致命的なものはいまのところありませんが、すでに定期的に通院している病気もあります。健康には日頃気を付けてはいるのですが、やはり加齢から来るものは避けられません。人類の歴史は、数十万年なのか、数百万年なのかは知りませんが、これまでに何千回以上、遺伝子の交配が繰り返されてきたことは事実です。結局はその1コマとして普通に生きているに過ぎない、と言ってしまえばそれまでです。その1コマをせめてダイナミックに生きて後世に名を残したいと思う人もいるでしょう。名を残すか残さないは別として、その1コマの中で、さらに普通に生きるか、それともダイナミックに生きるかは皆さん次第ですね。私自身は、すでにガタが来たからだなど気にせず、残りの人生いっそのこと破天荒に生きよう、と思うことはありませんので、できるだけ普通に生きながら、せめてボケないように、頭を適度に刺激できる趣味でも見つけことができれば十分です。

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