人生について愛国心なんて笑っちゃう?日本人再考

愛国心なんて笑っちゃう?

 そんなもんあるわけねーだろ、と笑ってしまうほど死語かもしれません。愛国心まで行かなくても、自分が卒業した母校に愛校心も感じないのに、まして愛国心などあるわけないでしょうね。ナショナリストとか国粋主義者とかいうと、なぜかイコール軍国主義者を連想してしまう日本人。なぜでしょう?軍事力など持ったら、他国を侵略してしまうから、ぜったい持ってはいけない。憲法9条を改正するなどもっての他だ。戦争反対と毎週のデモ。一方で、尖閣が危ない、竹島が占領されている、北方4島を返還しろ、と周辺の国々との紛争が継続中です。中国が台湾を侵攻するぞ。その時は、沖縄も危ないと、保守が言っているとか。政府は防衛費を増額しなければと、参院選後に防衛費を2%に増額することを目論んでいます。やはり増額すべきだと私も思いますが、でも、よ――く引いて見てみると、その陰で儲けている人がいることに気がつきませんか?防衛費を増額しても、日本では防衛研究は禁止されていますし、武器、特に付加価値の高い戦闘機のほとんどはアメリカから購入するしかありません。まんまと乗せられているかもしれません。小国の中で揉めごとを起こして、分断状態にして、耳障りの良いバラとかジャスミンとかオレンジとかの名前の付いた革命やら内戦やらを押っ始めさせて、そこでお金を貸したり、武器を売ったりすることは、欧米の一部の人たちが昔から伝統的に執ってきた手法です。さらに揉めごとの種を残します。イスラエル・パレスチナ分断、ドイツ分断、朝鮮分断、ベトナム分断、同じ国が二つに分断されています。実は日本も戦後、北と南に分断する話しがありました。幸いそうなりませんでしたが。

 分断して揉めごとの種を残したり、島の所有権をわざとあいまいな状態にして、当事国同士の争いの種を残したり、なんでそうなってしまうのか?残念ながら、軍事的に弱いからに他なりません。軍事力を持った強国が、弱い小国をおもちゃにして、結果的に金儲けしています。長い歴史で、国同士の争いが最初から話し合いで解決したことは知りません。古事記には、出雲の国を統治していたオオクニヌシがアマテラスの使者に対して、戦わず国を譲った、国譲りが書かれています。でもそんなの日本の神話だけかと。世界中からもめごとがなくなってしまったら、金貸しや武器商人はみな失業です。アメリカは武器を売らないと成り立たない国です。平和、平和と訴えても、平和になってもらっては困る国があるわけです。日本が他国を侵略するから軍事力は持ってはいけないと、日本人が本当に侵略すると思っている日本人はどれくらい、いるのでしょうか?ただでさえも、少子化して人口が減っているのに、地方の過疎化が進んで、農地も休耕地となり、空き家の数も急増しているのに、他国を侵略してどんなメリットがあるのでしょうか?その陰で、日本中の土地を爆買いしている外国人がいるというのに。

 自国に誇りが持てなくなってしまったのはなぜでしょう?他国がなければ自国という概念もありません。それでは、他国と比べて日本は劣っているからそう思うのでしょうか?日本人に愛国心がなくなってしまったのは、戦後のG○Qによる洗○政策のせい(おかげ)です。77年かけて愛国心がなぜか軍国主義者というレッテルに変わりました。恐ろしいことです。ポルトガルから来た宣教師がローマ教皇の許可を得て、日本人を奴隷として連れ去っていたことを知った秀吉は、キリシタンを弾圧しました。どっちが悪いことをしていたのか?黄門様は助さん、格さん、弥七を引き連れて、全国世直し道中していました(そんなわけないですが)。その黄門様の趣味が○斬りだった?グ○バーが武器商人だったことは有名ですが、そのパシリが坂○○馬がだった?そんなわけねーだろと、これらの話は聞いたことがないでしょうね。でもウソかホントかは別として、出版された書籍から普通に知ることができます。「そんなわけねーだろ」と思うことが、なんとたくさんあることか。我々は何を一体教えられてきたのか?残念ながら、勝者の造った歴史です。他国が過去を振り返りたくない理由は、過去にやった悪いことを、記憶から消し去るためでしょう。どうでしょう?テレビで見てきた歴史ドラマ(特にN○Kの大○ドラマ)で、ヒーローになっている歴史上の人物と、悪役にされている人たち。もし、マスメディアは勝者によって造られたとしたら、真実はヒーローが悪で、悪役が実はヒーローだった?もう頭が混乱してきます。

 平和主義者が良い市民。当たり前のことです。戦争反対と毎週金曜日にデモをしている人たち。貴重な時間を使って訴えてくれて、ありがとう、と応援したくなりますね。でもよく考えてみてください。日本人は他国に戦争を仕掛けたいと思っていますか?戦争を仕掛けようとしている人たちはむしろ外にいませんか?なぜその人たちに向かってデモをしないのでしょうか?平和、平和と訴えるのはいいのですが、平和のためには軍隊を持ってはいけない。一見もっともな理由ですが、先の国譲りではありませんが、他国が攻めてきて、平和に国を譲ることなどできるのでしょうか?歴史が示しているのは、敗者はすべて奴隷になる運命です。生きていればまだましです。日本の戦国時代のように、負けたら殿様と家老が切腹するだけなら百倍ましですが、他国の歴史が示しているのは、婦女暴行、金銭略奪の末、皆殺し、生き残ったのが奴隷です。終戦直前にソ連は満州に攻め込んで、終戦後、約60万人の日本人を捕虜にしてシベリアに抑留しました。まさに奴隷です。残念ながら、日本でも、戊辰戦争でそんな悲劇が二本松や会津で起こりました。戊辰戦争で薩長からなる「ニセ」官軍は、武士ではありませんでした。最新の武器を持った普通の農民や漁民です。武士道など知りませんから、武士道の国とは到底考えられないような愚行を行いました。二本松や会津の人たちにはいまだに晴らせない遺恨が残っています。でもでも、これらの背後で、どこかの武器商人がビジネスライクに最新の武器を売っていたとしたら?愛国者は当然、ある意味、軍国主義者です。なぜならば、国を守るために、軍隊は不可欠だからです。自分の国を自分で守れない国は、事実上、属国です。その国民はすでに奴隷です。