お散歩コース紹介仙台再発見日記

奥州街道と芭蕉の辻+

 世界中の出来事を追っていると疲れてしまう中、地下鉄の終点に着いたおじさんが、いびきをかいたまま、また出発していました。初めて見ました。さぞかしお疲れのことでしょう。それはさておき、思い立ったら吉日ではありませんが、ふと先週再発見した辻標がきっかけで、思い立ったら仙台再発見モードになっています。何気にGoogle マップを見ていたら、またまた見つけてしまいました。そこで、それを追ってみます。

 今日のお散歩のお供は、これにしました。オールドレンズ開拓時代に見つけた、フォクトレンダーのNokton 50mm F1.5。もう10年以上もお蔵入りしています。たまーに思い出しては取り出して、ライトの光を屈折させています。それが綺麗で満足して、またお蔵入りします。今回、α7にくっ付けて持参しました。LマウントとMマウントを組み合わせてEマウントに変換するマウントアダプターで、α7とくっ付けます。アダプターはα7を買った後に購入していました。これまでにも何度かこのレンズをα7にくっ付けたことはあるのですが、外出で持ち歩いたことはなかったか(一度あったか?)と思います。このレンズは非球面レンズで、Asphericalと表記されています。シルバー色が気に入って、もちろん中古で買ったのですが、α7がブラックで色的に少しバランスが悪いですが、気にしないことにします。

 Google マップで見つけたのは、「芭蕉の辻」です。これまでにも、何度も横を通過したことがあるのですが、ただの石碑状態で、何ら意識することなく通過していました。調べてみると、ここは、奥州街道と青葉城から城下町に繋がる大町通りの十字路であったことを知りました。「芭蕉の辻」のいわれは諸説あると石碑に書かれていました。その横に道標が立っています。名前は聞いたことのある奥州街道ですが、まさか国分町通が奥州街道だったとは、初めて認識しました。奥州街道は東京日本橋から青森市まで続いていました。いまは大部分が国道4号線になっています。国分町は飲み屋街で、酒を飲むところとしか認識していませんでしたが、昔は奥州街道を行き来する旅人もここで酒を飲んでいたのでしょう。

国分町通
中央通り商店街

 青葉通を東に向かうと大町があり、さらにその先には「大坂」という下り坂があって、その先に広瀬川に掛る大橋があります。その坂の手前に大坂と西公園通りの十字路があり、その近くに大町交番があります。その十字路角に「辻標四十九番」があります。この十字路から西側に向かう道は青葉通で仙台駅まで続きますが、この十字路より少し東に行ったところに斜め左に真っ直ぐ続く「大町通り」があります。もともとはこちらがメインストレートだったということですね。昔から、この斜め道がなんでこうなっているのか、少し不思議に思いつつ、あまり意識はしていなかったのですが、今回初めて認識しました。この道を西側に行くと、「芭蕉の辻」があり、さらにその先には藤崎デパートから始まる中央商店街があります。こちらは、城下町の商人たちで賑わっていたのでしょう。

青葉通(右)と大町通り(左)
大町通り

 おまけではありますが、Google マップを見ていたら、「フリーメイソン石」というのも偶然見つけてしまいました。それも、よく知っている場所で。大橋を渡って国際センターを過ぎると、真っ直ぐ青葉城跡に向かう坂道と、右に八幡方向に向かう道が枝分かれしていますが、何とその角にあります。ただ、その場所は人が近づきにくい場所です。戦後、東北大学の川内キャンパスには米軍が駐留していたようなので、その関係者?が設置したのかもしれませんが、何とも七不思議に入れてもよさそうな石です。今回写真は撮っていませんが、ネットで見ると、ちゃんと、定規とコンパスが彫られているようです。(いろんな意味で)危ないですので、近づかない方がいいかもしれません。フリーメイソンは秘密結社とか言われていますが、たとえば、ロータリークラブやライオンズクラブを設立したり、ボーイスカウト、そしてオリンピックの立ち上げに深く関係しています。そういえば、昔、「友愛」とか行っていた元首相もいました。

 最後にNoktonの写りはどうかと言えば、ふつー?綺麗に写ってはいますが、あまり特徴がない?それとも私の撮り方が悪い?評価は、またの機会にまた。