お散歩コース紹介日記

塩釜-松島お散歩コース

 毎年年度末に、お決まりのコースで写真を撮っていますが、先日久しぶりにお散歩でまた行ってきましたので、おすすめコースを紹介します。写真は昔から撮っており、カメラも何台も買い換えて、レンズもゴロゴロある、いわゆる沼にハマっている一人です。この辺のことは、また改めて書きます。今回は、Nikon Z6 + Nikkor Z 24-200mmを新規で購入したので、その試写を兼ねてでした。実は、先日のトワイライト仙台も、これで撮ったものでした。塩釜(しおがま)-松島お散歩コースです。デートコースにもなるかも。いつもほぼお決まりのコースなのですが、私はペーパードライバーなので、仙台駅隣の青葉通駅からJR仙石線で本塩釜駅まで乗ります。だいたい40分くらいで着きます。着いたらまず、鹽竈(しおがま)神社に向かいます。車で裏道から上ることができ、歩くこともできるのですが、私はさらにずっと歩いて、表参道まで向かいます。鳥居をくぐると左写真のような急勾配の長い階段があり、ひさしぶりに本格的に歩いたので、太もも筋肉が痛くなってしまい、途中で休もうかと思っていたのですが、上の方からお年寄りが下ってきたので、年寄りと勘違いされるのが嫌で、無理して上まで続けて歩きました。本殿付近は右写真のような感じです。写真を撮るのが目的で、お祓いなどにはあまり興味がないので、写真を撮ったらそそくさと自動車通りから降りました。途中、志波彦神社も併設されています。ちょうどウメの花が開花していました。

 次に向かうのは、塩釜港の船着き場(マリンゲート塩釜)です。鹽竈神社とは本塩釜駅をはさんで反対側の塩釜湾にあります。途中、イオンモールがありますが、先日の地震で1階付近が結構被害を受けていました。あいにく写真は撮っていません。塩釜港からいろんな遊覧船が出ていますが、私はいつも1時間おきに出港する松島海岸行きに乗ります。途中松島湾に浮かぶいろんな島々の説明を聞きながら遊覧するコースですが、私の目的はウミネコの写真を撮ることでした。ところが、どこにもいません。以前、かっぱえびせんが船内販売されて、それを投げて、食べに飛んで来るウミネコをアップで撮っていたのですが、最近、ウミネコの肥満か塩分取り過ぎかの問題で、禁止されてしまいました。ウミネコも船を追いかける目的がなくなってしまい、どこかにみんな行ってしまったようです。残念ながら、ウミネコの写真は1枚も撮ることができませんでした。島々を巡る遊覧は、私にとっては見慣れてしまったので、写真は何枚か撮りましたが、省略します。1枚だけ、東北電力の仙台火力発電所の写真だけ紹介します。遊覧船から見ることができます。ここは、最新型のガスタービンコンバインドサイクル発電です。所員のみなさん、ごくろうさまです。

 1時間ほどの遊覧で、松島海岸に到着します。一応、船着き場は左写真のような感じです。観光客は繁盛期に比べれば、10分の1くらいでした。松島といえば、まず思い浮かぶのは、「ああ松島や 松島や」と牡蠣でしょうか。あいにく、私は地元民なのに、牡蠣がだめです。というよりは、昔は大好きでご飯のおかずにして食べたりしていましたが、飲み屋の牡蠣に三回続けて当たってしまい(胃が10分の1くらいに縮小した感じで、激痛、吐き気が走ります)、その後さすがに食べるのをやめました。それで私が次にいつも向かうのは、牡蠣小屋で有名な「松島さなか市場」です。ただし、牡蠣は食べません。観光客のみなさんはそこに行く前にたくさんあるお店についつい入ってしまうかもしれませんが、私はさかな市場で、マグロ握り寿司とアラ汁を食べるのが定番です。船着き場から右側に少し歩いたところにあるのですが、最近、さかな市場の前に要らぬお店や、物産館やら歴史館やらが立ってしまい、表から見えなくなってしまい、場所がわかりずらくなりました。さかな市場の1階でお寿司を注文して、2階で食べます。アラ汁は2階で売っています。どうも、お寿司は100円値上げして、1200円になっていたのと、質も落ちた(たぶん閑散期なのであまり仕入れていない?)と感じてしまい、写真を撮り忘れました。でも繁盛期はたぶん、良質なマグロ寿司で、仙台市内で食べると2倍以上の値段になりそうな、お気に入りのお寿司です(でした)。お土産もたくさん売っていますが、私は興味がないので、食べたら次に移動します。松島の陸側で観光客が見るところは、五大堂、福浦島とそれに繋がる福浦橋(赤い橋)、そして瑞巌寺辺りになります。東日本大震災前は、松島水族館もありましたが、震災後、仙台港近くに移転されたのでいまはありません。

 これらは私にとっては見慣れたところなので、パスして、代わりに私がいつも行くところは、瑞巌寺の隣にある円通院です。一応、瑞巌寺の入口で撮った写真です。震災前は参道両側に杉の巨木が建ち並び、壮観な眺めだったのですが、震災の際の津波で海水を被ってしまい、根腐れしてしまったので、ほとんど伐採されました。その後、植え直した木が10年経って、写真のような大きさですので、元の大きさになるには、100年以上かかると思います。

 この参道を通り、その後左に曲がって少し行ったところに、円通院があります。特に女性に人気のあるお寺です。数珠作り体験などもできます。いわれについては、興味がありましたら、調べてみてください。私がよく訪れるのは、円通院の中にある庭園と、バラ園を見るためです。バラ園はまだ時期が早いですので、時期が来たらまた来ることにします。ピンクのウメは三分咲き?くらいになっていました。

 入ってすぐのところに、枯山水の庭園があります。あいにく桜?紅葉?はまだですが、その時はまた違った枯山水が見られるはずです。ただし、すごい人で、枯山水だけを写真に納めるのはまず不可能かと。左写真の奥の方に、丸く大きな穴の開いた建屋が見えますでしょうか?実は、この穴の反対方向から覗いた枯山水が私は好きで、写真も来るたびに撮っています。右の写真がそれになります。人がいない状況で撮れるのはあまりありませんので、良く撮れた写真の1枚です。なんか別世界が見えませんか?

 円通院の写真を撮って満足して、松島海岸駅からJR仙石線の上り電車に乗って、仙台に帰り、その後少しプラプラして写真を撮っているうちに、夕方になり、偶然撮れた写真が、先日のトワイライト仙台でした。久しぶりにほぼ半日ほど歩き詰めで、さすがに足が痛くなって帰宅しました。運動も兼ねてのお散歩ですので、これからも定期的にお散歩します。