俯瞰力について巨石文明

反重力

 地球上の生物は、地球に引っ張られて生きています。それは重力があるからです。でもなんで、地球から引っ張られているのか? 地球は回転しているから、むしろ吹っ飛ばされるはずだとついつい思ってしまいます。アインシュタインの一般相対性理論では、重力は空間の歪みであるとされています。ブラックホールは膨大な質量のため、空間が極端に歪んで、光まで吸い込んでしまい、その周りは暗黒になっています。地球と私たちの間にも空間の歪みが生じて、それが重力となって吸い付いているような感覚になっているものと想像します。もし重力がなかったら、どうなっていたか? そもそも地球上には生命は誕生しなかったのでしょう。なぜならば、海はなくなり、雨も降りませんから、生命が誕生する条件が整いません。さて、その不思議な重力は制御できるのでしょうか? 理論的には、空間の歪みを変えることができれば、重力もコントロールできるはずです。いまはできなくても、将来誰かが発明してくれる可能性はあります。

 そんなもん、無理だとすぐ思ってしまいそうですが、もしその技術が遠い昔にすでにあって、しかも失われてしまっていたとしたら、どうでしょう? 世に言う、ロストテクノロジー。なんか都市伝説レベルの話なのかと切り捨てないで、まあ先まで少しお付き合いください。突拍子もないことを考えるのが好きな私には、最近、その技術が間違いなく先史文明時代にあったと確信しています。すでに、プマプンク遺跡のことは書きました。ボリビアのチチカカ湖近くにある遺跡です。マチュピチュ遺跡は有名ですが、それの近くにあります。高度な加工技術を持った何者かによって造られた幾何学的にきれいに加工された巨石が多数点在しています。典型的なのはH型に加工された複数の巨石で、大きさ・形は見た目まったく同じです。後から誰かがねつ造したという疑問は捨てきれないのですが、それでも周りに何もない広大な平原に多数の巨石が置かれています。正確にはもともと何かの建物があったものが壊されて、巨石が散在した状態になっています。

 さて、仮に大昔に誰かが造ったとして、どこからどのようにして運ばれたのか? ボリビアでも巨石の一つを軍人を使って運ぶ検証をしましたが、まったく運ぶことはできませんでした。巨石文明は世界中の至るところに点在しています。典型的なものは、エジプトのピラミッド、イギリスのストーンヘンジ、イースター島のモアイ像などがあります。それぞれ、どうして、どうやって、造られたかという説はすでにあります。でもすべての説は、その当時の古代人がどうやって造ったかという前提で始まっています。たとえば、巨石を大人数で引っ張るなり転がすなりして、長年掛けて造られたのだという説です。ピラミッドなどは、徐々に傾斜した盛り土を造りながら積み重ねた説が有力です。でも、たとえば、ストーンヘッジの巨石の上の巨石はどうやって乗せたのか?また、どうしてわざわざ乗せる必要があったのか? それからすれば、ピラミッドはどうしてあそこまで巨石を積み重ねる必要があったのか? どうしてそこまで苦労して、それらを造る理由は何なのか?

 発想を転換して、それらが簡単に造れたとしたならば? もし、巨石を持ち上げる重力制御技術、いわゆる反重力装置のようなものがあったとしたら、それらは簡単に造れます。そんなわけねーだろと、ほとんどの人は思います。でも私は、その昔に巨石を動かすことができる技術がすでにあり、それが何かの理由でロステクになったか、もしくはその技術を持った人たち(異星人?地底人?)がいて、祖国に帰った(ワームホールで?)か、または地球の地下にいまでも住んでいるのではないか、と最近、妄想しています。確信に近い妄想?です。かのタッカー・カールソンが、UFOは宇宙からやって来るのではなく、海から現れると言っていたことを、すでに書きました。嵐の中でも微動だにしないで浮遊していたとか。とある都市伝説?を書いた本では、昔は地上に住んでいたが、宇宙戦争が勃発して、地上には住めなくなり、地底に新たな居住地を創成したとか。将来、SF小説でも書きたいと思っている私には、最高の題材ですが、みなさんはいかがでしょう?

 まったくの都市伝説だと最初から決めつけると、そこで終わりですが、「もし、・・・だったら」という仮説として、さらに探求していくと、思わぬところで、エビデンスに行き着くかもしれません。