お散歩コース紹介庭ダイアリー日記

一目千本桜

 来週の土曜日にでも行こうと思っていたら、急に咲き出して、どうも満開になってしまったので、今日の午前中、大河原の一目千本桜を見に(写真を撮りに)行ってきました。前回は2年前になります。その時は、船岡公園の山の頂上まで行って、上から千本桜を見ました。肉眼で見れば綺麗なのですが、どうも写真にするとぱっとしなかったので、今回はそちらには行かず、JR船岡駅で電車を降りて、河原沿いの桜の下を隣駅の大河原駅まで歩いてみました。ちょうど満開で電車が混むと思い、朝8時50分船岡駅着の電車に乗ったのですが、すでに満員になっていました。幸い座ることはできましたが、座った車両は、なぜか、東南アジアのイスラム圏(インドネシアかマレーシアの観光客?留学生?)の乗客で埋め尽くされており、外の景色が見えなければ、インドネシアの電車にでも乗ったような感じで、船岡駅に到着しました。そこで降りてきた乗客の半分以上は外国人でした。やれやれといった感じでしたが、駅から河側にある橋まで行って、まず写真を撮りました。あいにく、曇り空でさらに霞がかかった天気でしたが、まさにまだ散る前の満開といった感じでした。前回来た時はまだ三分咲きくらいでしたが、今回は、豪華絢爛の様相でした。白石川沿いに船岡辺りから延々と続く千本桜ですが、その歩道を望遠で撮ると趣があることが、前回わかりましたので、今回も撮ってみました。

 これまで、川沿いは船岡公園辺りから船岡駅辺りまでしか歩いたことがなかったのですが、今回は船岡公園辺りから、さらに大河原駅の方に向かって歩いてみました。船岡公園辺りまでは、外国人でごった返していましたが、船岡公園から大河原駅間はほとんどおらず、逆に日本人でごった返していました。見てみて、一目千本桜を見たければ、船岡公園から大河原駅間を見た方がいいことが、歩いていてわかりました。そこを歩いている日本人はそれをすでに知っていたようです。特に感じたのは、地元の人たちが千本桜を大切にしていることでした。河原沿いには、千本桜だけでなく、色とりどりの花が咲いた低木や花が植えられていました。見た目、ちょっと大げさですが、極楽浄土といった感じだったので、写真に撮ったのですが、普通の写真になってしまいました。やはり、実際に肉眼で見ないと伝わらないようです。こんな言い方は失礼かもしれませんが、たとえ日本人でごった返していても、なぜかホッとした気分になりました。なんか、日本の原風景を見ているような。まだ、日本にもそんなところがあったのだと、千本桜を維持している地元の人たちに感謝しながら、大河原駅に辿り付き、仙台行きの電車でそそくさと帰りました。なお、大河原駅近くの河原には桜祭り会場が設けられており、河原に駐車場も仮設?されていましたので、車で来る方は大河原に駐車してから、船岡まで往復するのがいいのかもしれません。ただし、片道、歩いて1時間弱かかりました。