ゲームプログラミングはゲーム趣味と勉強

プログラミングはゲーム

 みなさん、ゲームは好きですよね? いろんなゲームがありますが、私はシミュレーションゲームが好きです。というよりは大好きです。これについてはまた別途書きたいと思いますが、ゲームをやっているときは、ドーパミンが脳内で噴出しているはずです。ゲームばかりやっていないで勉強しなさい、と親に怒られた人いませんか? ゲームが終わったら、勉強しようと思うのですが、それは無理です。なぜならば、ドーパミンが出尽くして、勉強しようと思っても、ドーパミンが出ませんので、やる気がまったく起こらなくなります。私もゲームをするときは、まずはやるべきことを前にかたずけてから、ゲームします。私の仕事はいってしまえば、プログラミングです。ただし、使っている言語は原始的なFortranです。最近はpythonも使っています。プログラミングは小学校でも必須になったようで、喜ばしい限りです。

 こんなことをいうと変な人と思われますが、プログラミングをしているときと、ゲームをしているときは、私の中ではまったく同じです。プログラミングを始めると、たぶんドーパミンがじゃんじゃん出ているように感じます。プログラミングは、毎日コツコツやるものとは、わたし的にはかなり違っており、やり始めたらば、一挙にやらないと気が済まないところがあります。というよりは、満足するところまで至らないとやめることができなくなります。そのため、いざ始めるとほぼ朝から夜までぶっ続けでやってしまい、そのような日々が、長い時は2週間くらい続きます。またその間、他のことが手に付きません。まさにゲーム中毒と同じ状態に陥ります。かれこれ40年以上の経験から、3週間くらい続けても満足いかない場合には、やめられるようになりましたが、結果が出ない3週間後は、肉体的、精神的に結構参った状態になっています。プログラミングをし続けると、ある段階から肩や首、手が痛くなります。さらに続けると、頭痛がしてきます。限界直前は吐き気も催してきます。若い頃は、何度か吐き気がする段階まで至ったことがありましたが、さすがにいまやると、そのまま逝ってしまいそうですので、そこまではもうやりません。

 ゲームをしているときに、邪魔されるくらい嫌なことはありませんね。親からやめなさいと言われれば、「うっせぇー」とついつい言ってしまいませんか?でもこれはドーパミンが出続けている間のことですので、みんなたぶんそうなってしまいます。ですから、子供がゲームをやっているときに、勉強しなさい、と言っても無駄ですし、子供の精神衛生上、まったく逆効果です。そうならないためには、たとえば、まずは先に勉強をやったご褒美として、ゲームをやる時間を与える、ような工夫が必要です。プログラミングで、満足のいく段階というのは、ゲームでいえば、一つのステージをクリアした段階とほとんど同じです。プログラミングはそのように、ステージを一つずつクリアしながら完成させていきます。ゲーム好きの人には、プログラミングは究極のゲームです。したがって、やりすぎにはくれぐれも注意しましょう。