この世は仮想現実?価値観について日本人再考

この世は仮想現実?

 最近、イーロン・マスクが、この世が仮想現実でない確率は数十億分の1であると言っています。イーロン・マスクといえば、テスラ社やスペースXを経営する天才、異才といわれる大金持ちの実業家です。発想がぶっ飛んでいますが、自動運転や民間の有人ロケットなど着実に実現させています。他にも、この世はコンピュータシミュレーションであるといっている知識人がいます。この天才たちの考えは私の理解を超越していますが、でも最近私は、日本は仮想現実下にあるという確信に至りました。この先生、ついに頭がおかしくなったか?と思われるかもしれませんが、ただし、コンピュータシミュレーションではありません。仮想現実は、本来視覚的な世界でしょうが、そうでなくても、思想的にそれを実現することも可能です。いわゆる、洗脳です。

  自分は洗脳などされていないとみなさん思うでしょう。私も数年前までは、みなさんと同じでした。でもここ数年で覚醒してしまいました。歴史は勝者が作るのは世の常です。みなさんも小、中、高と世界の歴史、日本の歴史を勉強したかと思います。受験で必要なので、必死で覚えませんでしたか?私もその一人です。もう一度いいますが、歴史は勝者が作ります。そうしますと、小、中、高で教える歴史も勝者が作ったものです。その中身をみなさん信じて、今日生活しています。これまでの長い人類の歴史はその積み重ねでできていますので、まずはそれを受け入れるしかありません。でも、真実が教えられていなかったとしたら、せめて、自分の中だけでも真実を知りたいと思いませんか?そのまま信じて死んでしまうのは、まさに悲劇だと私は思いますが、ただし、「知らぬが仏」という言葉もあります。

  たぶん、みなさん薄々気が付いていると思います。でも口に出せないだけとか。情報を入手するメディアが旧来型のテレビや新聞から、SNSに急激に変化しており、これまでテレビや新聞で見聞きしていたものと、何か違うぞと思われる事例は増えていると思います。最近気づいた興味深い事例として、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」がいま放映されています(私は見ていません)が、あれ?と思われた内容がありました。これまでの大河ドラマとは明らかに違う演出です。詳しいことはいまは書きません。興味のある方は自分で探索してください。そういう、あれ?、あれ?、がこれから増えてくるのであれば、いい傾向かもしれません。あれ?、あれ?に気が付く方法は、SNSよりも著書の方が確実です。著書にも良かれ悪しかれ、いろいろありますから、いろんな著書を多角的に読む必要はあります。私が覚醒したのは、まさにここ数年の読書からです。最初はジャンルを問わずに読んでいたのですが、興味が自ずと歴史に向かい、これまで教えられていたこととは真逆のことに多数接しています。

  我々日本人は、根源的に、まじめ、素直、正直、利他、であると私は信じます。それと同時に、和を尊しとします。いいことです。でも、裏を返すと、だまされやすい同調しやすい、につながります。与えられたものをすぐ信じてしまうのは、性善説に基づいているからですが、これは日本民族の長い歴史ゆえです。まさに歴史の教科書に書かれていることが真実であると信じてしまうのも、それに由来しています。それを利用している良からぬ人たちがいることには気が付きません。でも、口には決して出さないが、日本人の多くは真実を知っている、もしくは知りたいと思っている、サイレントマジョリティであると私は信じます。