健康について日記

帯状疱疹

 ここで書いていることは、回想録ではなく、いま起きていることです。備忘録として、メモしておくことにしました。

 ほぼ完治に近づいてきましたが、ここ2週間ほど、帯状疱疹に悩まされていました。3週続けて日曜日に結構大規模な庭木の剪定を3時間くらいずつやったせいか、右手に筋肉痛を感じていました。歳をとると、筋肉痛が数日遅れて襲ってきますが、3週続けると毎日右手が痛い状態になっていました。さらに、上半身と右手の筋肉が、ピリピリ、チクチクしてきて、筋肉痛にしては、ちょって変、程度に思いながら、日頃運動不足のためだろうと、久しぶりに上半身のストレッチなどもやったりしていました。その日の夜、風呂に入ってからだを洗っていたところ、右腹部表面に違和感を感じたので見てみると、毛穴が突き出したような部分が横5センチ、縦3センチくらいに広がっているのがわかりました。でも、日頃皮膚が弱く、湿疹やあせもがよくできるので、たぶん汗をかいて、あせもができたのだろう程度で、湯上り後、市販のステロイド系の塗り薬を塗って、その日は寝ました。

 不思議と患部には、痛みやかゆみがなかったので、朝にも薬を塗って、仕事にも出かけました。翌朝も状況はあまり変化していなかったのですが、上半身と右手の感じが、チクチク感から、動かさなければなんともないのですが、動かすと、なんとも不快な軽い痛みと、触ると少し腫れているような感覚に変わっていました。ただし、その部分に外見上の変化はありませんでした。ところが、その日に風呂に入ったとき、右腹部だけでなく、背中まで広範囲に皮膚が変化しているのに気がつきました。2日くらいで急に広がったようです。そして、腹部の一部に水ぶくれができていたことから、帯状疱疹になったことを認識しました。なぜそう思ったかといえば、2003年にドイツへ40日ほど長期出張して、帰国直後に帯状疱疹になったことがあるからです。その時も皮膚科で薬をもらって治療していましたが、水ぶくれができたことや、治るのに3週間以上かかったことを覚えています。あいにく、筋肉がチクチクしていたかどうかは記憶にありません。

 ネットで帯状疱疹の症状を調べていたら、水ぶくれが半身の広範囲にできるとあるのに加えて、前兆として、筋肉がピリピリ、チクチクするとあるではないですか。症状が出てから3日以内に抗ウイルス薬を飲めば、症状を悪化させずに済むとありました。これは急がねばと、翌朝、近くの皮膚科を受診しました。診察した医師からは、典型的な帯状疱疹で、結構重症ですねといわれ、7日分の抗ウイルス薬と痛み止めの飲み薬と非ステロイド系の塗り薬を処方されました。また、すぐ飲んでくださいとも言われました。それから今日で10日目です。抗ウイルス薬は7日分すべて飲み干しましたが、2日目当たりからすでに効果は出始めて、徐々に疱疹は小さくなっていきました。一方で、上半身のなんともいえない不快感はしばらく続き、痛み止めもあまり効きませんでした。さすがに週末に庭木の剪定をする気力はなかったので止めてます。

 こどもの頃に、水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことがある人は、大人になると、帯状疱疹になるそうです。私の年代の人は結構経験しているはずですが、最近は、乳幼児の時にワクチンを接種しているので、発病することはないようです。ウイルスは普段体内に潜んでそっとしていますが、何かのきっかけでまた目を覚まして、暴れ出すらしく、たとえば、ストレスとか疲れとかが引き金になるようです。私自身、最近は、それほどストレスは感じておらず、考えられるのは庭木剪定の疲労くらいで、突然再発した原因を分かりかねています。帯状疱疹に、ステロイド系の塗り薬はご法度でした。かえって症状を悪化させてしまう恐れがあるようです。また、筋肉がピリピリするのは、ウイルスが神経を破壊しているからだと医師が教えてくれました。幹部にかさぶたができたら完治するようですが、症状を悪化させると神経系に後遺症が残る、実は怖い病気のようです。筋肉がピリピリ、チクチクしてきたら、みなさん、要注意です。

 幸い、かさぶたもできて、筋肉の不快感も、ほぼ半減期を迎えましたが、まだ少し残っています。

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