日記

地震の爪痕

 あれだけ大きな地震があったのに、町並みは何ごともなかったかのように、普通の暮らしに戻り、地下鉄も再開して(ほぼ)普通に運行されていました。気になる研究室の私の部屋は、予想通りに本や書類が散乱していました。本棚等は固定されていますので、机が移動したりはしていましたが、倒れたりしているものはありませんでした。昨年の地震では、買ったばかりのディスプレイが落下して壊れたため、転倒防止ジェルを本体と机の間に挟んでいました。おかげでビクともしなかったようです。唯一壊れていたのは、ドイツ製の温度計で、縦長の透明ガラス容器の中に透明な液体(たぶん水)が入っていて、その中に浮遊した小さな物体が温度により上下するものですが、落ちて割れていました。まあ、しかたがありませんので、破片と共に廃棄しました。また予想した通り、つい最近補修が終わった昨年度の地震でできた壁の亀裂(もともとは3.11の亀裂)が、すべて元通りに亀裂していました。そもそも、表面だけ塗装していますから、これを修繕しても、次回の時にまた元に戻るでしょう。そんなわけで、私の周りでは普通の生活が戻りました。ただ、新幹線が不通になってしまい、今月中の再開が難しいということで、4月1日に来日を予定しているポーランドの留学生には、場合によっては、他の方法で成田空港?から仙台まで来る必要があると伝えました。あと、散乱した書類は分類していたものがごちゃ混ぜになってしまい、この際一挙にみんな捨てることにします。